金の種類
金の純度というと18金と24金がよく知られていますが、実は、9金、10金、14金、18金、20金、22金、24金というさまざまな種類があります。金の純度は24分率が用いられ、数字が大きいほど純度が高くなります。具体的にいうと、24金は24分の24の割合で金が含まれているという意味ですから、100%金である純金を表します。それに対して、18金は24分の18の割合で金が含まれているということですから、金の割合は75%です。残りの部分は銀や銅など他の金属で作られ、その割合に応じて硬度や色味に違いが現れます。
純度が高すぎないほうがよいこともある
金の純度は高ければ高いほどよいと思われがちですが、アイテムによっては24金ではないほうがよいケースもあります。純度はできあがった製品の硬さにも影響を与えるため、製品の種類やデザインによっては純度が高すぎないほうがよいこともあるというわけです。たとえば、純度の高い24金は複雑なデザインのジュエリーを加工するには柔らかすぎて不向きです。普段使いする際にも傷が付きやすいため、アクセサリー類はある程度ほかの金属を混ぜた合金で加工します。この点は国による好みの差にもよく現れています。